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ノスタルジック解説ブログ

韓国写真帖の各画像と解説文。その1

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韓国写真帖の各画像と解説文。その1

韓国写真帖 画像の説明文
(旧字体や旧仮名遣いは、可能な限り現代表記にしてあります。読みづらいので、適当な所に句読点を挿入しています。)


①京城南大門
南大門は崇礼門と謂う。京城八城門の一にして、二層楼より成り、結構雄大荘厳を極む。



②京城鐘路
鐘路は東大門・西大門・南大門に通ずる分岐店にして、京城市中、商業最も殷盛にして、繁華雑沓を極むる所たり。普信閣と称する鐘楼に高さ一丈余りの時鐘あり。鐘路の名、是れより起る。



③京城全景
京城は漢城府、又は、漢陽と称す太祖李成桂都を此処に奠めしより今に至って、五百余年、尚韓国の首府たり。人口十五萬市外は、東西三十丁、南北二十丁続らずに城壁を以てし、八門を殷
く。其中、東南西の三大門は諸道に通ずる起点たり。城内を刘て東西南北中の五部とし、更に之を四十七坊三百四十契に細分せり。中央街は頗る端麗にして商買櫛比殷盛なり。
 昌徳宮、景福宮、慶運宮等を初とし、諸官街公署学校あり。総監府は南山倭城台に設けらる、現今本邦在留人二萬五千余、其過半は本邦人居留地と称せらるる泥峴一帯の地に居住せり。



④パゴダ公園
パゴダ公園は漢城府中部塔洞にあり、周囲約三百間続らずに瓦壁を以てす。中に大理石十三層塔(俗に蝋石の塔と云う)及、亀の碑等の古墳存在す。又、音楽堂の設けあり。初め皇室の有たりしも、今は度支部の所管に係り、平素は衆庶の遊覧を許さざるも、夏時軍楽隊の奏楽ある時は開放せらる。



⑤水標橋
漢城府中部を横流せる河川に架する石橋あり。年々霖雨の際、河水しないに氾濫するのところあるを以て、橋基の傍、河中に石造の水標を建て水量を計れり。水標橋の各是より起る。
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